もやったセットバック
- わたなべ司法書士事務所
- 2月5日
- 読了時間: 3分

家の前の道が狭い場合、道を広げないと建て替えができない、だから都会の古くからの住宅街は建て直しができなくて駐車場が増えていっているんだよ.....間違った知識ですかね。半分あってますかね、全部あっていますかね?
このなんとなくな知識とリンクするのかわかりませんが、最近相談があった
「家を新築(建て替え)したのだが、法律に従って前の道を広げなければいけないと言われた。昔も敷地の一部を前の道のために削られたのにまた??なんとかならないの??」
という内容。
なんか昔、宅建なのか行政書士なのかFPなのか、何かの試験勉強で読んだなぁ。と思い、まずFPのあんちょこ引っ張り出してみたけど記載がなかった。FPの教本に図が載っていたような気がしたのに。
義務らしいということはわかった。でも、ただでさえ狭い敷地なのに、なんども「セットバック」なるもので供出させられたら、そのうち家建たなくなるぞ。
登記簿を確認したところ、昭和30年代に道が広がった記録はあるものの、広がった分の持ち主が誰だったのか記録がなかった。義務だということ自体は相談者も納得した。
しかし、今度はわたしがなんだかモヤモヤしてきた。
問題は、家の新築(前の家を取り壊して)を決める際、相談者は「土地が狭くなるならやらない」とゴネたそうなのだが、ハウスメーカーの営業が「なんとかなりそうです」と言ったため新築に踏み切ったにもかかわらず、建ててから「セットバックしないといけない」「拒否すれば違反となる」と言い出したそう。
それって、ある意味詐欺じゃない?
おそらく、ハウスメーカー側としても営業の不手際を認めたのだと思うが、本来施主が負担すべきセットバック費用はハウスメーカーが持つと所長(?)は言っているそう。相談者によれば、そのときも営業は「そうなの?」という顔をしていたとのこと。
モヤるぅ~。普通に考えて詐欺でしょ?土地をどうしても削りたくなかったら新築ではなく「リフォーム」という選択肢もあったわけだし、施主も事前に伝えていたわけだし。
で、建設業の友人に聞いてみました。
・セットバックは義務。新築する以上、免れることはできない。
・セットバックした上での設計図面を提出しないと、建築許可は通常下りない。
・大手(ハウスメーカー等)の場合、あいまいな図面でも建築許可が下りるかも。
ということがわかりました。
相談者には、新築の登記した際の敷地面積がセットバック後の敷地面積と異なっている可能性があるため確認しておくように伝えました。
わたしが見た限り、分筆は行われておらず、以前の敷地にそのまま新築された登記になっていました。
本来は、セットバック分を分筆したうえで、新築登記するという手順になると思います。建設業の友人から聞いた手順によれば....。
相談者さんへのフォローもう一回しておこう。

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