詐欺メール
- わたなべ司法書士事務所
- 2025年9月22日
- 読了時間: 4分
最近、AIが優秀になったのか、詐欺メールの本文には破綻が少なくなった。昔は「そんな日本語あるかいな」のツッコミどころ満載文章だったけど、最近は「よく見ると日本語としておかしい」あるいは「ビジネスではこういう言い回しは使わない」程度の間違いになってきた。
しかし、まだ防御手段はある。発信元メールアドレス。

これ、一見騙されそうになった。SBI証券からのメール。
SBI証券との契約がなければ、そもそも騙されないが、ネット証券会社でNo.1ユーザー数を誇っているのがSBI証券ではなかったろうか。
しかも、夜間に怪しい取引があったという、ニュースでも報道されてそうな「乗っ取り」を疑わせる件名。
でも、発信元の「SBI証券」にマウスカーソルをあわせてみると、「tomioka-web.co.jp」というドメイン名が見て取れる。誰だよ、tomioka-webって!SBI証券じゃないんかい。
ちなみに内容は
夜間PTS取引の確認のお願い
SBI証券をご利用のお客様へ
平素よりSBI証券をご利用いただき、ありがとうございます。
お客様の証券総合口座において、夜間PTS(Proprietary Trading System)取引で以下の買い注文が確認されました。通常の操作環境(デバイスまたはネットワーク)と異なる環境からの取引のため、セキュリティ確認が必要です。
取引詳細
銘柄:三菱UFJフィナンシャル・グループ株式会社(コード:8306)
取引日:2025年9月19日
取引種別:現物買い(夜間PTS)
単価:¥1,509
数量:200株
合計金額:¥301,800
お心当たりのない場合、またはご本人による取引であることを確認するため、以下のリンクより24時間以内にセキュリティ認証手続きをお願いいたします。
取引確認はこちら
※本リンクは暗号化済みです。期限内に手続きがない場合、取引制限や口座の一時凍結が行われる可能性があります。
ご注意
・当メールに記載されたリンク以外からのアクセスは、フィッシング詐欺のリスクがあります。
・当社はメールやSMSでパスワード、口座情報等を直接求めることはありません。
本お知らせにお心当たりのない場合や、不審な取引履歴がある場合は、至急パスワードの変更をご検討いただき、下記お問い合わせ先までご連絡ください。
発行:株式会社SBI証券 金融商品取引業者
お問い合わせ先
SBI証券 カスタマーサポート
営業時間:8:00-17:00(土・日・祝日、年末年始を除く)
固定電話:0120-581-255(通話料無料)
携帯電話:0570-010-702(ナビダイヤル、20秒11円・税込)
本メールは配信専用です。ご質問は当社WEBサイトの「サポート」ページよりご確認ください。
住所:〒106-6019 東京都港区六本木1-6-1 泉ガーデンタワー19F
登録番号:関東財務局長(金商)第44号
加入協会:日本証券業協会、一般社団法人金融先物取引業協会、一般社団法人第二種金融商品取引業協会
Copyright(C) SBI SECURITIES Co., Ltd. ALL Rights Reserved.
だそうです。「取引確認はこちら」の部分にリンクが張られていました。
リンク先のドメインは「mh-sporthorses.com」。どこにもSBI入っていない。差出人のドメインとも違う。
おまけ:上記は迷惑メールに分類されず、受信トレイに入ってしまった危険メール。
迷惑メールに分類されていた中にも、危険なものがあったんでご紹介しておきます。

よくありがちなAmazonからと見せかけたメールですね。
これは、送信元メールが「amezan」になっています。さすがに2文字違うと違和感があります。amezonとかamozonだと「amazonの本当のメールだな」」と騙されそうですね。
内容は以下でした。「注文異常」っていう?
【重要】注文異常のお知らせ
平素より Amazon.co.jp をご利用いただき、誠にありがとうございます。
お客様のアカウントが、普段とは異なる地域・別端末からログインされ、大口の異常なご注文が確認されました。第三者による不正利用の可能性があるため、アカウントを一時的にロックしております。
アカウントとお客様の財産を保護するため、下記の「アカウントを確認する」ボタンより、直ちにログインし内容をご確認ください。迅速な対応により、影響を最小限に抑えることが可能です。
手続き期限: 2025年9月22日 23:59
「アカウントを確認する」に貼られているリンクはhttps://href.li/?https://amazon-co-jp. com
でした。なんだか複雑な構成にしてありますね。amazonも入っていますが、ドメインの区切りが「.」(ピリオド)ではなく「-」(ハイフン)であることで、詐欺メールだとわかります。
※上記リンク先アドレスをコピーして接続してみるようなことは、絶対にしないでください。


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